笹倉鉄平新作版画 : 芸術橋の上で

 


(C)TEPPEI SASAKURA / ART TERRACE

芸術橋の上で
〜Pont des Arts〜

シルクスクリーン
31.2*130.0cm
(2008年6月リリース)

★当版画作品の特色★
こちらの版画作品は、「パリ個展開催記念エディション」として、笹倉鉄平自身が、画面内の橋の上に2〜3人の人物などを、一枚一枚異なる様にアクリル絵の具で描き加えており、オリジナル性の高い版画となっております。
また、制作(エディション)数につきましても、本年が“日仏交流150周年”であることにちなみ「150」枚に限定した、希少価値のある作品となっております。

 

左右の絵を見比べてみてください。
違いがどこにあるか判りますか?

左の絵には、
男の子に風船を渡す女性が
描かれていますね。

右の絵には、
その場所に人はいませんが、
空に星が輝いているのが
見てとれます。

これは、絵のほんの一部分を
クローズアップしたもの。

実際に何がどこに描かれているかは
見てのお楽しみ。
もしくは、
お家に届いてからのお楽しみです。

そして、描かれている内容は、
150枚全て異なります。 


“芸術の都”パリを流れるセーヌ河には、特徴ある素晴らしい橋が数多く架かっている。
とりわけ、ルーブル美術館と左岸にある国立芸術学校の界隈を結んでいる
「芸術橋(=Pont des Arts)」には、画家として心惹かれるものを感じてしまう。

また、その奥に見えている白い石の橋は、詩などに詠われて有名な「ポン・ヌフ」で、
その優美な姿は、鉄製の芸術橋との見事な対比を見せており、描いてみたい衝動に駆られた。

河岸から、この二つの橋がバランス良く重なって見える場所を選んでスケッチをした時には、
横型スケッチブックだったにも関わらず、描きながらもっと右へ右へ横へ横へと紙を次々と足してゆきたい気分になった。
更に、パリの街の歴史はここから始まったとわれるシテ島を、絵の中央に配しつつ、
橋の全容を収めようとした結果、かつてなかったほど横に扁平な絵が出来上がった。

歩行者専用の橋である芸術橋の上では、場所柄か、多種多様な人々の姿が見られる。
世界各地からの旅行者は言うまでもなく、日常利用のパリジャン・パリジェンヌ、絵を描く人、
音楽を奏する人、年老いた男性、うら若き女性、親子連れ、恋人たち、子供同士、犬たち・・・
世界中から集まったたくさんの人が、それぞれの目的と、様々な思いと、各々の人生のドラマを抱えてそこにいる。
自分を含め、人々がたまたまこの一瞬にこの橋の上で交差して、
今と同じ状況がここで二度と繰り返されないとは…人生の縮図の様にも思え、妙に感慨深い。

そこで、ふと思いついたのが、完成した版画に、直筆で橋上の人物を2、3人ずつ描き加え、
一枚一枚同じものが無いようにしてみることで、
常に変化してゆく、人と時間の流れや、出会いなどの橋上のドラマを表現することができないか…というアイデアだった。

――橋は、どんな人も選ぶことなく、拒むことなく、
平等に通行を許しながら、常に河と時間(とき)の流れの上にある。

笹倉鉄平  


≪ よろしければ、こちらもご一緒にご覧くださいませ。⇒ Teppei.Net 「アトリエから」 07年7月17日コメント ≫ 

 
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【額装サイズ】  48.5×145.8cm
【フレーム仕様】 サオ幅:30mm細額
           色:ゴールド(擦出入)
【マット仕様】   色:オフホワイト
           型:立体内流れ
 
 


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